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恋愛相談

日経土曜日版の人生相談コーナーについて。

付き合っている相手から求婚されているが、外見がタイプでない、とのこと。

「じゃー最初から付き合うなよ怒!」と突っ込んだ人が多いでしょう。

なんで付き合うの⁈

相談を受けている大石静氏の回答は、「顔で選びなさい。」という結論でした。なかなかにとんがった回答で、賛否両論あるでしょうが、趣旨はわかります。

ちなみに、小職が回答するなら以下の通りです。

「そもそも、そう思う男性とは付き合ってはいけません。と思いますが、百歩譲って、付き合ってしまっているという前提で回答します。

『鏡を見て判断してください』、というのが私の回答です。

今の彼と別れた後に、イケメンで誠実な男性と巡り合うかもしれないし、そうじゃないかもしれません。今の彼と結婚して、幸せな結婚生活が送れるかもしれません。ここにある情報だけでは判断できません。いや、仮に今ある情報をすべて提供してもらっても、判断できません。それほど未来は予測不能です。

一つ言えるのは、貴女が自分を美人と思っているかどうかです。自分が美人なら、今の彼と別れたとしても、イケメンと巡り合って、自分を好ましく思ってくれる可能性は高まりますし、そうでない場合は、イケメンと巡り合っても自分を好ましく思ってくれる可能性は低いでしょう。無論、外見だけで恋愛が成立するわけではないですが、貴女がイケメンを望むのと同様に、世の男性は美人を求めるので、一つの判断基準にはなります。自分がそこそこ行ける、と思っているのであれば、今の彼と別れるのも有望な選択肢です。

大事なことは、今の貴女の周囲との比較感で判断しないということです。恋愛市場においては、女性の場合は常に後発有利です(不公平ではありません。すべての女性が若いころにそのメリットを享受するからです)。若い女性が日々日々供給されるという恐るべき市場です。そして一般に男性は若い女性を好みます。20代前半の優位時期を過ごしてきた貴女はそれを肌で感じているはずです。5年前のイケイケだったころの自分と比較して、それでも勝負できる、と思う場合は、今の彼とお別れしてイケメンを探すのもアリでしょう。

もっと年上層を狙うから大丈夫!と思っているかもしれませんが、そういうマーケットは極小化していきます。そこに存在する未婚イケメンは、これまで結婚する機会はあったにもかかわらず、何らかの理由でそれを選択していない人たちです。かなり攻略が難しい市場です。その市場で、イケメンで誠実な男性と巡り合って、かつ自分を好ましく思ってくれる可能性は推して知るべしです。

こういった恋愛市場の特性と、自分のその中でのポジショニングを冷静に判断したうえで、勝負する・しないを判断されることをお勧めします。」