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来島又兵衛。

来島又兵衛。

幕末の長州藩士で、蛤御門の変の当事者。

司馬遼太郎の名著『竜馬がゆく』において、来島又兵衛が「老人、老人」(※)と言われていたのをふと思い出して、実際何歳だったのだろうと思ってwikipediaで調べました。

ビンゴ!私と同じ47歳でした。

この年に長州軍を率いて御所に乱入し、戦死していました。

※なお、朱子学的な背景から、この時代では「老人」は敬称であって蔑称ではない。

猪武者でしたが、家では尻に敷かれていたというのも笑えるエピソードです。「これが最後だ、これが終わればおとなしくする」と妻に拝み倒して出陣し、そこで戦死しました。

蛤御門の変が明治維新を進めたのか、遅らせたのかは判断できませんが、少なくとも歴史に名前を残しました。

ちなみに、彼は若いころは吉田松陰と並び称されるほどの英才だったようです。

私の年齢だと、「老人」と言われる時代が長くありました。

平均年齢はわかりませんが、同世代の人の相当数が死んでいたのだと思います。

まだまだやりたいことがあったのに、悔しい思いをしながら死んでいった同輩達も多かったことでしょう。

それもこれも、医療技術の発達、健康意識の高まり、そしてそれを可能にした経済力があってのことです。

先人たちの努力のおかげで、寿命が大幅に伸びました。

伸びた寿命で何をやるか、我々に決めるオプションがあります。

どうせなら、やりたいことを全部やるというオプションを選択したいです。やりたいことをやり切って死ぬという人生を送りたいものです。

おっさんと呼ばれるのは全く気にならないですが、さすがに「老人」と呼ばれるのにはまだ抵抗があります。

少年老い易く学成り難し。まだまだ少年のつもりで頑張ります。