10年後の弁護士の報酬を予測してみました
お世話になっております。
今日は、弁護士登録者数の推移から、10年後の弁護士の報酬について予測
してみました。
弁護士登録者数は日弁連のホームページより取得したので、正確だと思い
ます。
一方、いろんな仮定を置きました。
・登録者の平均年齢は28歳とした
・現在の報酬は、40歳(54期)を100として、登録から毎年2ずつ上昇し、
50歳で上昇はストップするとした
登録時(28歳)は報酬76、50歳以降の報酬は120となる
・10年後も、この報酬カーブを描くものとする
・63歳以上の弁護士は引退するものとした
・2015年以降、登録者数は毎年100人ずつ減少するものとした
・報酬変動率は、各期ごとに同じ割合で変動するものとした
【予測結果】
・登録者数は、35184名から44865名に増加する
・現状の報酬水準を維持すると、全弁護士が得る報酬総額は36%増加する
・全弁護士が得る報酬総額を現状と同じにすると、各個人が得る報酬は
26%減少する
【論点】
・全弁護士が得る報酬総額が、10年後も現状と同じになるかどうかは
予測が難しいところです。
人口ピラミッドやGDPの推移を考えると、貿易で外貨を獲得するわけでは
ない弁護士ビジネスとしては、横ばいは妥当であると思いました。
・報酬カーブが維持されるという前提も苦しいところです。
何らかの前提が必要なので、いったんこう仮定したというところです。
【所見】
・報酬が26%減少する世界とは、たとえば現状30歳(登録3年目)の若手
弁護士の報酬80が、40歳になった時に74に下がる世界です。
たとえば現状40歳の中堅パートナーの報酬100が、50歳になった時に89
になる計算です。
・なかなか厳しい未来予想図ではありますが、競争環境が激しいほど、
能力が発揮できる世界でもあります。
競争社会を勝ち抜くためには、他のプレイヤーとの差別化が必要です。
なお、本予測の根拠となるエクセルデータをご要望の方は、メール
いただければと思います。
自分の10年後はまったく予測できない筆者からは以上です。