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『ビジネスには正解はない。ただし、正しい問い掛けはある』

昨日まで、某大学の大学院MBAでコーポレートファイナンス論を講義していました(学ぶのではなく教えるほうです)。

全9回の講義が終わり、受講生と打ち上げをしました。そこで最後の講師からのコメントとして、以下の話をしました。

「コーポレートファイナンスを勉強することで、会社の経営判断について学ぶことができました。

会社の経営判断の是非について、たくさん理解することができましたが、一方で、引き続きわからないことはたくさんあります。むしろ、勉強することで、より理解しないといけないことが増えたはずです。

企業経営には、わかることもありますが、わからないこともあります。しかし、この学問を勉強することで、何がわからないか、がわかるようになります。

キャッシュフローの見立てが確からしいか、成長率の設定は納得的か、といった、価値を判断するために必要な材料を導き出して、それを紐解くことで、真実の解を見つけることができるようになります。何がわからないか、を理解したことで、これらの適切な質問ができるようになります。今回の一連の講義で、こういった質問を通じて、真実の解を見つけるプロセスを体感できたと思います。

考えてみれば、企業経営とは、毎日のように判断を求められ、そのたびごとに正解(真実)を見つける努力するということです。これは、我々の人生と同じで、我々は真実を見つける旅の途中にいます。今回勉強したコーポレートファイナンスという学問が、皆さんの真実を見つける旅における有用な考え方になれば幸いです。

最後に、私の好きな言葉を贈ります。『ビジネスには正解はない。ただし、正しい問い掛けはある』 私があるところで聞いた言葉です。2カ月間お疲れ様でした。」

来年もまったく同じトークで乗り切ろうと思った筆者からは以上です(自分の知っている事しかしゃべらない講師であることは秘密です)。