中小企業診断士試験について②
お世話になっております。
今日は診断士試験の一次試験の学習法についてお伝えします。
●総論
講義→テキスト読み込み→問題集→総復習→答練というサイクルを繰り返し
ました。
●模試
答練の復習、直前講習をまじめに取り組みました(模試はB判定だった)。
特に、直前講習テキストの最後にある、解いておくべき過去問は、繰り返し
取り組みました。
このあたりは、「TACを信じる、TACと心中する」つもりで、思い切って勉強
する範囲を絞りました。
逆に、絞った範囲の問題は絶対解ける、というレベルにまで持っていくことに
注力しました。
●各論
1.経済学・経済理論
2月から始めたTAC講義で、一番最初が経済でした。
ここで講義を聞き、「楽しい!」と思えたのが、モチベーションが続く要因
でした。
最終講義をしっかりと聞くことで、知識を固めることができました。
一応、大学は経済学部でしたが、お恥ずかしいことに、このわずか数週間の講義
のほうが、よっぽど勉強しました。
初めて勉強することばかりでした。
ただ、後半に出てきた金融政策のあたりは、銀行時代にしっかり勉強していた
のと、毎日日経新聞をちゃんと読み、特に日銀の金融政策についてはウオッチ
していたので、よく理解できました。
2.財務会計
TAC講義を取らずに最後まで行った科目です。市販のテキストと過去問のみ
取り組みました。
TAC模試が50点だったので、真っ青になりました。
そこから過去問を5年分解きました。
一次試験の直前の貴重な時間を相当程度この科目に費やしたことになります。
3.企業経営理論
TAC講義を取らずに最後まで行った科目です。
過去問を解きましたが、勉強してもあまり点が伸びる気がしなかったため、
最小限の努力に留めました。
日頃日経新聞を読んでいるため、知識である程度解け、合格点をクリアでき
ました。
結果的には吉と出ましたが、後から考えると、この科目をほぼ準備ナシで
受けるのは大きな賭けだったと思います。
4.運営管理
法律問題と計算問題を絶対に取りこぼさない、という気持ちで取り組みました。
メーカーや小売業の経験のない私には非常に新鮮でした。
5.経営法務
当時は法務部に所属していました。
業務でも生かせるので、前向きに取り組むことができました。
6.経営情報システム
暗記が多いため、受験生以来の単語カードを導入し、何度もカードを繰り返す
ことで暗記に努めました。
この年はこの科目が難しく、唯一合格点に届かずでした。
7.中小企業経営・中小企業政策
TACの講義が非常によく、楽しく学習できました。
他の科目に比べ、時間効率がよい(投入した時間がストレートに点数につな
がる)科目であると思います。
当たり前ですが、講義を聞いて、テキストを読み込んで、問題を解くことを
繰り返すことで実力がついたと思います。
運営管理で学習した5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾け)が家庭内で全く
できていない筆者からは以上です。