あけましておめでとうございます。
渋谷にある109の名前は、渋谷地域を地盤とする電鉄会社、東急電鉄の東急(とうきゅう=10と9)を由来とすると言われています。
私は成人してから東京に行ったため、109に足を踏み入れたことはありませんが、若者ファッションの発信地として高いブランドを誇っています。
ところで、大阪には十三(じゅうそう)という地名があります。十三駅は阪急の特急が止まる駅でもあり、関西では相応に知名度のある地域です。
十三のそばに、103という名前のホテルがあります(私は足を踏み入れたことはありません。念のため)。斜めの楕円形のなかに103と書いてあるという、109と極めて似ているロゴデザインを大きく掲げており、阪急京都線からよく見えます。
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109から着想を得て、十三(=10と3)をもじった名前であることは言うまでもありません。
私は大学を卒業するまで純粋西日本人だったため、109という名前は知っていましたが、名前の由来はもとより、ロゴについても知りませんでした。なのでこのホテルを電車の中から見ても、まったく反応しなかったのですが、ある程度東京経験を積んでから、このホテルを見て、大いにウケました。
かなりセンスあふれるネーミングとロゴであると思うのですが、関西人のうち、109との関連性に気付いている人間は少ないので、あまりウケている人は多くないようです。東京経験と関西経験がないと、このセンスは理解できません。
毎年、新年は妻の実家の京都で迎えて、一日に大阪に移動します。今年も、阪急京都線で大阪に移動しました。目を凝らして103を探しましたが、見逃してしまったようです。
新卒で東京の銀行に入行したとき、新人研修の研修会館で、W大卒のM君が冗談で「じゃあ今日19時に109前に集合ね!」と言ったのを聞き、同じ関西出身のF君と、マジで「この研修会館に109号室ってあったっけ?」と言い合っていたことを思い出します。
毎年この103を見て、あの頃の気持ちを思い出し、思いを新たにします。
2017年が始まりました。新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。