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ファッション

今年の夏、ジャケットを買いに百貨店に行った時に店員から聞かれた一言。

「普段どのようなパンツやシャツをお召しになってますか?」

「?」

以下、私の心の中の思い。

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「この質問の趣旨は?これから買わんとするジャケットと、普段着るパンツやシャツと何の関係性がある?」

「ひょっとして、普段着ている服に合わせたジャケットを選ぶって言ってる?」

「っていうことは、これから新たなパンツやシャツを買うときに、今日買うジャケットに合う服を選ぶ必要がある?」

「つまり、今日買うジャケットが今後の購買活動の制約条件になるってこと?」

「そもそも、普段着ている服がどんな色や素材や形態が頭に入っているわけがない」

「え?っていうことは、世の中の人は、その類が頭に入っていて、普段買い物するときに、適宜頭の中から取り出すことができるの?」

「それを避けるには、今日買うジャケットを着て店に行くしかない」

「っていうことは、今後の購買対象のみならず、買いに行くときの服装まで制約を受けるってこと?」

「このジャケットを着ているときしか買いに行けない。このジャケットは夏物なので、夏しか買いに行けないってこと?時期まで制約受けるの?」

「しかもそのときがセール期間を外れていたら、定価の高いものを買うことになる。価格まで制約を受けるの?」

「しかし、世の人は、自分に合った服を安く楽しく買うという高度な技術を身に付けてるわけ?マジで?どうやって?」

「そもそも、似合うってどういうことよ?誰だって同じように目があって鼻があって口があるじゃん」

「その似合うっていう判断は合理的なの?ロジカルなの?いったい何を基準にどうやって判断しているの?」

「何となく好き、なんていう理由で何万円もする支出をしてもよいの?それを選んだ合理的な理由ってある?(いや、ない)」

「その行動って普段の自分の考え方と違わない?普段の行動や意思決定は合理的でロジカルな判断しようとしているじゃんね。なんでいきなりこれだけ感覚で決める?」

「あー、何が何だか分からないから、誰か勝手に選んで―!」

「過去、何度かショップの店員に『それを勧める根拠は?』『

A

でなくて

B

を勧めるのはなぜ?』『貴女の言う、似合うっていうことは、具体的に何をどの程度達成した状態のこと?』などと問い掛けて、すごく軽蔑した目で見られたことがあった」

「そんな不愉快な思いをしてまで何万円もする出費をしたくない」

「できれば快適な思いをして服を買いたい気持ちはある。でもそんな自分の思考回路に合った会話やサービスを提供してくれる店員はなかなか見つからない」

「結果、ユニクロに行って、誰の目にもふれない肌着や靴下や部屋着を買って帰るという悪循環で、進歩ないよね」

「今日はそれを打破しようと思って買い物に来たんだよね」

「どっちにしても似合うという概念がよく理解できないので、どんなのにも合うジャケットを勧めてもらおう」

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というわけで、目出度く店員のすすめるがままにジャケットを購入しました。

そのジャケットも秋の到来によってクローゼット行きです。