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サッカーのGKセレクションと声掛けについて

 

今日はサッカーのセレクションの話をします。

といっても、組織人としてのビジネスパーソンの方にもご参考になると思います。

そこそこマジでやっているサッカー少年であれば、小学5年~6年はセレクションを多く受けると思います。

地域の選抜選手に選ばれるためのセレクションや、スクールの選抜クラスに入るためのセレクション、6年生の夏から秋にかけては本番のジュニアユースに入るためのセレクションを受け続けることになります。

我が家の息子も、たくさん受けて、たくさん落ちました。幸いに合格したものもあります。

おそらくどの家庭もそうだと思いますが、ネットや先輩の親御さんからセレクションの情報を得て、申し込んで、お金を振り込んで、連れていくという一連のプロセスはお父さんの担当になることが多いと思います。

私も何度も連れていきました。セレクションは、子供にとって非常に貴重な経験だったと思います。

各チームのエースが集まって、自分を選んでもらうアピールをし合うという環境は、自チームで練習している時にはありえません。

セレクションは、ほとんどがその場で即席で作られたチームで何度も試合をするというものです。

たまにダッシュや持久走もありますが、メインではありません。

息子はGKなので、ボールを触る瞬間はほとんどありません。

フィールドプレーヤーであれば、ボールを触らずとも、フリーランで自分をアピールすることはできますが、GKはそうはいきません。

何をコーチは見ているのか、私は関心をもって見ていました。

セレクションのあと、私は気づいた点を彼に話していました。

私はサッカーの経験者ではないので、技術的な指摘はできません。

私が彼にしたアドバイスは、声掛けです。

サッカーの世界では、DFやGKといった後ろからの声掛けは、「金の声」と呼ばれるほど、貴重なものと言われています。

ところが、子供に声掛けをさせるのは困難です。

特に、セレクションでは初めて会う集団なので、他人相手に声掛けをすることになります。

これは大人でも困難です。

何度もセレクションを受けるうちに、子供に声掛けをさせるコツは、豊富なボキャブラリーは不要と割り切り、シンプルなワーディングを覚えさせることだと気づきました。

 

すなわち、

・よいプレイをした選手には、「ナイスプレイ!」「ナイスシュート!」

・よくないプレイをした選手には、「ドンマイ!」「切り替え!」

・CKやゴールキックなど間があくときは、「集中!」「マーク付け!」です。

 

これらを、日本代表の試合をテレビで見ながら、GKの気分になって

言わせ続けることで、覚えさせました。これは効果がありました。

このような活動をしているとき、私はハタと思いました。

「俺、こんな声掛けを会社でやっているかしら?」

今は独立していますが、当時はまだ組織人でした。

プロの組織人として、こんな声掛けをしているか?

よい仕事をした人に対して、「ナイスプレイ!」と言っているか?

ミスをした人に対して、「切り替え!」と言っているか?

大きな仕事が終わってほっこりしているときに、「集中!」と言っているか?

振り返ると、確かに声掛けをしていますが、それは、自分がご機嫌の時や仲良い人に限られていました。

私もプロの組織人なら、関係の遠い人でも、相手が先輩でも後輩でも、

声掛けをすべきでした。

私は事業会社の法務部で、人事労務を担当していた時期がありました。

パワハラ・セクハラ・メンタル・横領など、大企業なので毎日のようにこれらの問題が起きました。

これらの事象が発生すると、原因の究明をするのですが、ほとんどが上司部下の関係、同僚間の関係など、組織に根差す問題が最初にあります。

それが端緒となって、ボタンの掛け違いが起き、最後にこういった問題となって噴出します。

私は、組織が抱える問題は、この「声掛け」をメンバー全員が積極的にやるようになれば、ほとんど解決すると思っています。

私もセミナー講師をするのでアレですが、リーダー研修やマネジメント研修などたくさんありますが、実はこの声掛けがしっかりできさえすれば、多額の費用を払って研修をする必要はないと思っています。

サッカーの試合で、息子以上に声掛けをする熱烈サッカーパパの筆者からは以上です。