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修士号を得た理由
先日のPostに対し、多くのいいね!やコメントをいただきありがとうございます。
一部の人から、体験談を語ってほしいとのリクエストを受けたので、今回はQ&A形式でレポートします。
●何のために?
一番よく聞かれる質問です。答えは洞察力と思考力を高めるため。
●それってどういうこと?
経済史を勉強したわけだが、単に昔あったことを研究して解明するだけではもったいないと私は考えています。過去起きた事象を検証して、そこから普遍性を紡ぎだすことができれば、その知見を使って未来を見通すことができる、と思いました。私のようにビジネスを経験してからこの世界に入った人間には、そこにこそ価値があると思っています。
もし真に私が未来を予測する力を体得すれば、私は(東風を予測して赤壁の戦いを勝利に導いた)諸葛孔明のようになります。そうなれば、世間は、万金を積んで私のアドバイスを求めてくることになるでしょう。
●修士とったらどうなる?
どうにもならない。偉いポジションに就くことはないし、報酬が上がることもない。
●じゃあ何のためにとったの?
このあたりからグルグルしてくるのだが、抽象的に言うと「社会への影響力を増すため」。
諸葛孔明は社会に影響を与えました。だから2000年後の我々がこうやって話題にするのです。彼が社会に影響を与え得たのは、未来を予測する力があったからではないか、というのが私の見立てです。その力を身に着けたい、というのがモチベーションです。そしてそれが本当にそうなったのかどうかは、これからの私の人生でもってして証明されます。
●これからどうする?
引き続き、都内某所で研究は続けますので、まだまだ精進が必要です。こちらはまた形になればご報告します。
●今さら勉強なんて
おそらく多くの人がそう感じると思います。
小学一年生を、あえて自分の金と時間と体力を使って体験するのが、隠れ目的でした。毎日、判で押したように同じで、目をつぶっても生活できる状態だったので、これを克服したいと思いました。新しい知り合い、新しい知見と出会う。自分より詳しい人を相手に発表するドキドキを体感する。もう何年も前に忘れて失ってしまっていたことです。それをやれた、というのが収穫でした。
●時間あるの?
忙しいビジネスマンからよく聞かれます。これに対する回答は一つで、「お酒を辞めたから」。これに尽きます。
●大変だった?
大変は大変ですが、みずほのシステムトラブルやリーマンショックのときに苦労したのに比べると、質が違います。学問は、(少なくとも私レベルでは)私がヘマをしたところで誰にも迷惑をかけません。そこが仕事との違いです。組織に迷惑をかけるかもしれないし、自分の評価やボーナスが下がるかもしれないというプレッシャーに比べれば、たいしたことはありません。
会議に毎回アウトプットを持っていって、上司のFBを聞いて修正していくというプロセスができればOKです。普通のビジネスマンなら誰でもやっていることです。そして、仮にイマイチなアウトプットだったとしても、当たり前ですが自分のボーナスが下がることはありません。
●勉強好きなのね
これはよく言われるので、正確に答えないといけません。
学生時代までの一方的な講義を聞くスタイルはまったく受け付けません。人様の話を聞くという能力は、私にはまったく欠けています。
一方、修士課程は、受け身の勉強というよりは、研究の色が濃くなります。これは逆に楽しい。研究したことを発表して議論をするのが、非常に楽しいです。ほかの人の発表を聞くのも、コメントができる(というかしないといけない)ので楽しいです。
よく勉強が得意とか苦手とか言いますが、一口に勉強といってもいろんな側面があるので、単純な評価はしないほうが良いように思います。
●太ったでしょ
これが一番つらい質問。お酒を辞めたので、やせるでしょ、とよく言われるのですが、私には効果ナシでした。
先日、おっさんの適正BMIは実はこれまで言われてきた水準より高い、という記事が出ていたので少し安心しました。



