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スタンドバイミー

『スタンドバイミー』は、同名の曲も合わせて非常に有名な映画です。

少年たちが旅に出て、いろんな苦難を経て成長して帰ってくるというストーリーです。

帰ってきた少年たちは、自分の生まれ育った町を見て、「町が小さく見える」と言います。

そのセリフを聞いて感動した私は、先日京都の蹴上(けあげ)という夜景のきれいな場所に足を運びました。

そこは、私が大学を卒業する前に、友人たちとドライブで行った場所でした。

もう来月には毎日スーツを着て満員電車に乗るサラリーマンになることが決まっている私は、蹴上から見える夜景を見ながら、「これで俺の青春も終わりか」と一人感動して涙を浮かべていました。

一人悦に入っている私を見て、大学院に行くor留年する友人たちは、「何を泣いてんねん、あほか~」と言って私をからかいました。

「大学に残るお前らにはわからんねや!」と言い返しました。

そんな場所です。

卒業して20年以上経ち、私も相応の大人になりました。

就職して転勤して(×3)結婚して育児して(×2)転職して異動して独立しました。うれしいことも口惜しいこともありました。

世間的には、すっかりおじさんです。

しかし、青春マインドを持ったままの私は、ドキドキしながら蹴上まで行きました。BGMは当然『スタンドバイミー』です。

そして車を置いて蹴上の坂を登りました。

「よっしゃ、俺はここで夜景を見ながら言うんや。『町が小さく見える』って言うんや!」

あのころいとも簡単に登っていた坂を、40代の私は息を切らせながらようやく登りきりました。

蹴上の坂を登って京都の夜景を見た私は、言葉を失いました。

京都の町は再開発で巨大化していて、自分の頭にあるよりも2倍くらいの広さに拡大していました。

「町が大きくなってるやーん」

と自分で突っ込んで一人笑いをしました。それが関西人です。

自分の成長よりも町の成長のほうが早かった。これが結論です。

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ここまで読んだあなた!

これは島田紳介の語るエピソードを自分なりに脚色したものです。

映像を理解する能力を持たない私は、名画と言われる『スタンドバイミー』を見てもいません。車も持っていませんし、そもそも京都に住んでいません。

このエピソードがあまりに面白いため、アレンジしてpostしてみました。

青春マインドを持っているのは、実はここまで読んだあなたかもしれません。